永遠色のスポットライト

ゆるく楽しくオタ活したいゆるオタのブログ

今日も誰かが めぐり会う

 

 

 

私が初めて『彼』を見たのは、遥か遠い昔、うっすらと記憶に残る8時だJでした。私自身年端も行かない幼い頃の朧気な印象ではありますが、なんだかすごい人だなぁと思っていました。

それから月日を経て、ミュージックステーションで披露された浪花いろは節。それが恐らく2番目に古い記憶です。当時ジャニーズというものに大いなる偏見を持っていた私は「ジャニーズが演歌?え?またすごい派手な……」と家族が見ている後ろから無関心に画面を眺めていました。そんな中でも"何か歌が上手い人がいる"とこれまた不確かな記憶ではありますが確かにそう思ったことを覚えています。

そんな彼が、旅立っていくという報せを受け、今こうして自分の思いを言葉にしようと画面と向き合っています。

まさかブログ作って2つ目にこんなこと書くとは思いもしなかったけども。

 

大前提として、私は該当担でもなければ、該当グループに担当がいるわけでもありません。不快な思いをしてしまう方がいらしたら申し訳ございません。

まずは、ご自身の言葉で、ご自身の気持ちを伝えてくださったこと、そして、ご本人が語る場を、恣意的な編集が限りなくない言葉を聞かせていただけたことにも感謝したいと思います。突然のことではありましたが、マスコミの報道だけ、書面のコピーだけで突きつけられるのは本当につらい。

過去に数回、そんなこともありました。ワイドショーを観て、愕然とするしかなかったあの日。涙で姿が見えなかった歌番組。つらくて、悲しくて、受け止めきれなくて、メディアで人数が減っているのを見てああ、夢じゃなかったんだなと現実に打ちのめされたことが、確かにあった。

今回、事前に雑誌やネットニュースで騒がれていた内容を見て、どこか嫌な予感がして、落ち着かない気分になってしまっていました。それでも、きっと変わらないと高を括っていた部分もありました。当たり前があっけなく崩れていくことを一度ならず二度ならず経験していたのに。人は中々学べませんね。

メンバー同席の会見。本当に恵まれた環境で、旅立っていく彼を羨ましいなと少しだけ思いました。本当に愛されてるんだなと思いました。普段ああいう公の場では言葉少なに佇んでいる印象があった彼が、考えながら、噛み締めながら話しているのを聞いて、また涙が零れました。才能にあふれた、意思の強い、不器用な人だなぁという印象でした。人見知りで、感性豊かで、メンバーのことが大好きなんだなと思っていました。それは、変わらない。会見で、事前の報道で噂されていた退所理由をご本人自ら否定してくれた。それだけで救われる部分も大きかったと思います。もちろん、表に出される言葉だけが全てだとは思ってはいませんが、憶測と他人の言葉ばかりでは、あまりにもつらい。

事務所を退社する、としか言わなかった彼は、きっと"関ジャニ∞"という存在から失われることはないんだろうなと思います。「メンバーであることに変わりはない」と仲間からのコメントであったように、彼らの中ではいつまでも変わらないメンバーであり家族なんだと思う。前向きに、頑張ってほしいと思う気持ちはもちろんある。形が変わっても応援していきたい気持ちも、もちろん。ただ、目に見える肖像として、今後の未来に、グループの中に彼の姿がない。それは紛れもない事実で。それが、すごく悲しくて、寂しい。

当たり前が当たり前にあることが本当に幸せなことだと、改めて痛感しました。

 

今年、有難いことにカウントダウンを東京ドームで迎えさせていただきました。ずっとずっと待ち望んでいた3人の復活の狼煙の打ち上げに立ち会えたこと、言葉にならないほど嬉しかった。それはあまりに鮮烈な記憶で、他が朧気なことが悔やまれるのですが、今思えば、あの時。あれが、ライブというステージでの7人の彼らの最後を見届けたということになるのか、と数奇な偶然を噛み締めています。

私たちファン(私なんぞがそんなことをいうのも烏滸がましいけれど)は、アーティストを応援している側として、見守っていくことしかできません。あまりに無力で、つらくて、情けないね。でも、そんな微力な私たちの応援を確かに受け取って、ステージで輝いてくれていることも、紛れもない事実だと思うのです。

Jr黄金期と呼ばれた時代、YOU&J時代、そして今、駆け抜けてきた時は、長くて、尊くて、何にも変え難いものだったと思う。たくさんの人に惜しまれながら、声援を受けながら、自分の手でピリオドを打つというのも大変な精神力が必要だろうとも。メディアに任せていなくなることも出来ただろうに、自らの言葉で、その意思を伝えてくれて本当にありがとう。

ひとつだけ言わせてもらえるなら、よこやまくんを泣かさないでほしかったなぁ。

我儘なオタクです。好きな人の涙は見たくないよね。笑顔でいてほしい。でも、きっとメンバーだってそう思ったからこそ背中を押して見送る決意をしたんじゃないかな、と思うので。

心の整理には、時間が必要です。そんなにすぐに受け入れられるほど、彼の存在は儚くも小さくもなかった。唯一無二の存在だった。笑顔で見送るから、それまで少しだけ泣かせてほしいな。

 

関ジャニ∞渋谷すばるくん。

たくさんの夢と希望と笑いと感動をありがとうございます。

渋谷すばるくん。

どうか息災で、大きな夢を追いかけて、素敵な人生を。

 

 

まとまらないこんな文章を最後まで読んでいただきありがたい限りです。

7人、いや、8人の未来に幸あれ!